2018年2月18日

デートDVってなに?なぜデートDVが起こってしまうのかを徹底調査しました

大好きな人とのデートは至福の時。ずっと夢心地の人も多いでしょう。また、デートを重ねるたびに、ふたりの距離が近くなっていきます。その結果、相手との将来を意識するのは自然な形ではないでしょうか。しかし、親しくなるとよいことばかり続くとは限りません。

このサイトでは、デートdvについて、その特徴や被害者の実態などを踏まえてまとめました。また、男性から女性へのDVを中心にしています。DVだと思い当たる人は、我慢しないで身近な人への相談をおすすめします。

デートDVとは


配偶者などからの暴力は「DV」(ドメスティックバイオレンス)として知られています。殴る・蹴るといった暴力は代表的ですが、実際のところDVはそれだけではありません。いろいろな暴力があるため、DVだと気付かないケースも少なくないのです。

また、DVは交際期間中の男女間にも起こる可能性がでてきます。ちなみに、こちらは「デートdv」と呼ばれています。ただし、配偶者間のDVとは異なり、認知度が低い傾向がみられます。そのため、なんらかの暴力を受けていても、気付きにくいのではないでしょうか。

ちなみに、配偶者間や同居中の恋人間のDVは「DV防止法」の対象になりますが、デートdvの場合は適用が難しいとされています。しかし、全国各地には相談窓口がありますので、被害に気付いたときはすぐに相談することをおすすめします。また、身近な人がデートdvを受けている場合は、そのような機関の存在を教えてあげてください。

実際にどんなことがデートDVとみなされるのか


デートdvかどうかを見極めるためには、どのような行為が該当するのかを知ることが大事です。なかには、「そんなことまで?」と驚くような内容もありますので、これを機に、しっかり確認することをおすすめします。

身体的暴力

いわゆる殴る・蹴るといった行為は代表的存在です。また、体の一部を強く握ったり、髪の毛を引っ張ったりすることも身体的暴力に含まれます。外からはわからない場所を噛んだり、つねったりする陰湿な行為を受けたときも、DVだと捉えることが大切です。

精神的・心理的暴力

こちらは精神的・心理的に追い詰められる点が大きな特徴です。場所を選ばず、身体的特徴をけなしたり、バカ呼ばわりしたりすることも含まれます。また、趣味のお稽古事などを否定して辞めさせることもあります。さらに、自殺をほのめかして別れさせてもらえないような、ひどいケースも存在します。

行動の制限(社会的隔離)

LINEなどを利用すると、リアルタイムでの連絡が可能です。また、相手からの返信がなくても「既読」の確認ができるのが便利です。しかし、それが裏目になる場合も少なくありません。ほかにも、SNSの投稿内容を勝手にチェックするなどが挙げられます。さらに、他人(家族も含め)との行動を制限するなど、こちらの暴力も深刻です。

経済的暴力

既婚者の場合は生活費を入れないケースがよく見られますが、恋人同士の場合は少し事情が異なります。しかし、アルバイトの給料を没収するケースなどはあります。ほかにも、デート代の支払いを強要したり、高額なプレゼントを要求したりする場合も経済的暴力に該当します。こういった暴力のなかには、男性が被害者になるケースも多いかもしれませんね。

性的暴力

無理やりキスや性交を求めたり、避妊に非協力的な態度を取ったりします。アダルトビデオの視聴を強要されるのもDVです。また、裸の画像や動画の撮影・送信を求められることもあります。しかし、それに応じると面倒なことになります。画像の送信を渋ったために別れを切り出されても、冷静に対応することが大切です。

交際を続けるうちに、自然な流れで一線を越える場合もでてきます。ただし、それを機に相手が豹変する可能性も少なくないのです。また、性的関係を持つと相手への考え方も変わってきます。女性のほうは相手への愛情が深まりますが、男性のほうは冷めてくる傾向にあります。

デートDVの被害者はどれくらいいるのか


10代の男女2,800人を対象にした調査「デートDV白書 VOL5」によると、交際経験を持つ10代女性の44%が交際相手からDVを受けていることがわかりました。ただし、【デートDVとは】でお話したように「DV防止法」は同居中の場合が対象です。そのため、同居には至っていない恋人間のDV被害への対策が急務になってきます。(参考サイト:http://npo-ek.org/etc/3473/)

また、DVは大人の暴力と思われがちですが、10代の若い世代から起こることが問題視されています。また、若い世代のデートdvは束縛と性的暴力に大きな特徴がみられます。もし、デートdvを放置しておくと、夫婦間の深刻なDVに移行するリスクも少なくありません。実際、既婚女性の3人に1人はDVの経験を持つとのデータも存在します。

そうならないためには、中学生や高校生のころからDVについて認識する必要性が出てきます。このような背景から「デートDV防止講座」の存在が注目されています。講座を受けた中高生からは、相手との対等な交際の必要性を感じる意見も多く寄せられました。

なお、こちらのサイトでは、交際経験のある高校生のうち約3割がDV被害の経験を持つことも発表されています。DVは被害者だけでなく、加害者にならないことも大切です。そのため、若い世代を対象にした積極的な取り組みは、今後も期待されます。(参考サイト:http://wn-kobe.or.jp/04_datedv/)

なぜデートDVをしてしまうのか


DVの加害者のなかには「外面がよい人」も少なくありません。また、暴力を振るうだけでなく優しく接することもある、いわゆる「二面性を持つ」場合も見られます。さらに、DVは密室で行われることが多いため、身近な人でも気付きにくいのです。

もちろん、自分のパートナーに暴力を振るったり、暴言を吐いたりしたことを後悔する人も少なくありません。しかし、都合のよい理由を付けて「自分は間違っていない」と思い込む人もいます。自分の思い通りにならない腹いせで暴力を振るう人や、自分の思い通りに動かしたいという支配欲に駆られる人の存在を知ることが大事です。

なお、親がDVを受けた環境で育つと、子どもにも悪影響を及ぼします。その結果、パートナーに暴力を振るうことを正当化する人も出てきます。また、自分がDV被害を受けても、それが異常行為だと気付きにくいことも知っておきましょう。

これってデートDVかも…?と感じたら


DVは一方的な暴力に大きな特徴がみられます。しかし、被害者のなかには、DVに気付きにくいどころか、暴力行為を受けるのは自分に非があるからと思い込む人もいるのです。相手が優しいときを思い出すため、現実の生活から抜け出せないケースも出てきます。

親しい人に相談しても、自分の性格や行動を指摘されると「悪いのは自分」だと思い込んでしまいます。DV加害者のなかには、ふだんは社交的な性格の人もいるため、被害者の言葉を信じてもらえない場合も少なくないのです。また、DVに遭いながらも「自分が相手を支えないといけない」と責任を感じるケースも見聞きします。

このような負の連鎖を断ち切るには、一刻も早くDV被害に気付くことが大切です。DV被害を見極めるための「チェックシート」もあります。また、【実際にどんなことがデートDVとみなされるのか】でも触れています。もし、1つでも当てはまる項目がある人は速やかに助けを求めてください。ひとり暮らしの人は実家に帰ることが大事です。それだけに留まらず、専門機関に相談することをおすすめします。

デートDVだと思ったらすぐ交際をやめよう

交際中はもちろん、結婚後も男女関係は平等であることが大前提です。それ以前に、好きな人といっしょにいると楽しくなることが自然な形ではないでしょうか。そのため、相手の言動にストレスを感じる人や、会うことに恐怖感を抱くようになった人は、すぐに交際をやめるべきです。

DVに慣れてしまうと、その被害に気付かないだけでなく、自分を低く評価するようになります。そうならないためにも、交際中の相手との関係について、冷静に見直すことをおすすめします。また、まわりからデートdvを思わせる話を見聞きしたときは、その人にしっかりと寄り添ってください。